仕事で迷っているだけのはずだった話③ ──判断が、少しずつ溜まっていった

仕事で迷っているだけのはずだった話

相談はしていなかったけど、
何も考えていなかったわけじゃありません。

むしろ、
ずっと考えていました。


毎日の仕事の中で、
小さな判断が
いくつもあった。

どれも、
今すぐ答えを出さなくても
困らないもの。

だから、
一つひとつは
軽いまま、
保留にしていた。


決めていない。
でも、
放置しているわけでもない。

「あとで考えよう」
「もう少し様子を見よう」

そんな判断が、
静かに積み重なっていく。


不思議なことに、
仕事は回っていました。

締切も守っている。
周りからの評価も、
大きくは変わらない。

だから、
問題はないと思えた。


でも、
判断そのものは
消えていなかった。

片付けたつもりで、
片付いていない判断が、
頭の奥に
残り続けていた。


ある時から、
新しい判断をするたびに、
少しだけ
重さを感じるようになる。

理由は分からない。

ただ、
以前より
決めるまでに
時間がかかる。


この段階でも、
まだ「問題」ではありません。

ちゃんと仕事をしているし、
責任も果たしている。

だから、
自分でも
気づきにくい。


判断が重くなったのではなく、
判断がゆっくりと
溜まっていただけ。

そう気づくのは、
もう少し先の話です。

今回は、
ここまでにしておきます。

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