前回、
仕事で迷っているだけだと
思っていた頃の話を書きました。
今回は、
なぜ誰にも相談しなかったのか、
その話です。
相談しなかった理由は、
意外と単純でした。
「困っているほどではない」
そう思っていたからです。
仕事は回っていた。
評価も、悪くなかった。
後輩や部下のミスも、
致命的ではなかった。
上手くリカバリー出来た。
上司にも無事に報告出来た。
だから、
特別相談するほどじゃない、
と思っていた。
今思えば、
相談できなかったというより、
そもそも相談する言葉を
持ち合わせていなかった。
相談しようと思って無いし
考えても無かったから。
「迷っている」と言うほど
混乱しているわけでもない。
でも、
「決めている」と言うほど
腹落ちしているわけでもない。
その中間にある状態は、
名前がつけにくい。
周りに相談している人を見ると、
もっと分かりやすく
困っているように見えた。
トラブルが起きていたり、
明確な不満があったり、
行き詰まっていたり。
自分は、まだそこまでじゃない。
そうやって、
相談する選択肢を
自分から消していた。
もう一つ、
正直な理由があります。
上司や先輩に相談して、
「それくらい普通だよ」
と言われるのが、
少し怖かった。
それを言われた瞬間、
自分の違和感が
なかったことになる気がした。
だから、
一人で考え続けた。
答えを出すわけでもなく、
放置するわけでもなく、
やり場のない判断だけが
少しずつ溜まっていく。
気づいたら、
「迷っているだけ」の
どっちつかずの状態が、
当たり前になっていた。
この段階では、
まだ何も壊れていません。
周りからはむしろ、
ちゃんと仕事をしている
人に見える。
でも、
この状態のまま進むと、
判断の重さだけが
増えていく。
それに気づくのは、
もう少し先の話です。
今回は、
ここまでにしておきます。


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